お盆の練習会。青帯二人とひたすらバタフライガードの研究をしました。
これは座っている相手へに対してバタフライガードから一気にシングルレッグXガードへ移行する技法です。早川先生に黒帯を授与したアリアンシのアレッシャンドリ・パイヴァ先生の得意技であるとも聞いています。アリアンシにおける高名な先生といえばファビオ・グージェウ先生ですがバタフライガードからのアンダーフックスイープそのものを「ファビオ」と呼ぶひともいます。離脱したマルセロガルシア先生のXガードもバタフライガードが命綱となる技法です。こういったバタフライフックを起点とした技法を通じて、トライフォース柔術の大系やその奥にあるアリアンシ柔術を感じてほしいです。バタフライフックを起点としたテクニックドリルをみんなでやるたびに、単なるエクササイズ以上の象徴的なしみじみとした思い入れがあるものです。
青帯の会員さんたちはまず「型」として（空手とか合気道とか柔道とかの型と同じ意味合いで）「パイヴァ・ガード」エントリーに向き合ってほしいです。使えるようになるとノーギでも道義ありでも強力な破壊力と応用力が身に付きます。
そしてあえて一つだけ画像のドリルにアドバイスをするならば、「手」が先に来ちゃってるところに声をかけたいですね。気持ちと手だけが先行してて足が後からついてきています。ここでいう足とはバタフライフックのことです。我々はアリアンシに源流を持つトライフォースです。縁あってトライフォースに帰依する私たちです。バタフライフックを信じましょう。いうまでもなく、その他のあらゆる技法についても同じくらい信じて磨きましょう。楽しい柔術修業は終わりません。
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